ヨンキーの改修工事と値上げ

弾丸旅行でまず最初に行ったのは鏞記(ヨンキー)酒家

2015年6月6日撮影。

大規模改修工事中(4月2日から約3カ月)だった。リサーチ不足で知らなかった。


レストランは営業中のようなので入ってみると
15時前にかかわらず順番待ちだった。


時間がないので軽膳及外売部に行ってみることにした。


軽膳及外売部。工事期間中の仮設店舗らしい。


内部の様子。最初は貸し切りだった。


軽膳部(イートイン)のメニュー。画面クリックで拡大。
外売(テイクアウト)よりも高めの値段設定。


燒味雙拼(切雞&叉燒)  95香港ドル(約1520円)


正宗炭燒鵝脾飯 200香港ドル(約3200円)

他にティーバッグのお茶が10香港ドル/杯で計315香港ドル(約5000円)。
値上げと円安のダブルパンチで気楽に行ける値段ではなくなっていた。

2017年10月13日追記
久しぶりに鏞記酒家のサイトを見たら、外売の値段(こちら)は仮設店舗時よりも安くなっていた。

帰宅してから以前の値段を調べてみた。


我が家のコレクション。外売のメニューは2008、2011、2013、2015年の4種類。

2011年までは内容は同じで若干値上げしていただけだけれど
2013年のメニューでは料理の形容詞(例:金牌→正宗)が変更され
2015年には大幅に値上げされた。


2008年のメニューより。


2008年のメニューより。


2015年のメニューより。

7年間で叉燒飯は30→55香港ドル、鵝脾飯は65→150香港ドルに。
不動産価格が年々高くなっている香港では
全てのものが値上がりしているけれど、それにしても高くなった。

ヨンキーはここ10年いろいろなことがあった。
2004年にヨンキーの創始者・甘穗莩氏が亡くなり、
2010年に甘健成氏(兄)が甘琨禮氏(弟)を提訴、
2012年に健成氏が亡くなり、琨禮氏の勝訴、
2014年には甘健成氏の2人の息子はヨンキーを離れ、
兄の崇軒氏は「甘飯館」、弟の崇轅は「甘牌燒鵝」を開業した。

2012年に甘健成氏が亡くなったあとも
特に変化は感じられず安心していたのだけれど
今回のこの大規模改修工事と大幅値上げ。
経営方針が変わったような気がする。

参考
2012年7月5日のブログ(鏞記酒家の外売コーナー)はこちら
2013年5月18日のブログ(鏞記酒家のお弁当)はこちら
Bloomberg2012年11月2日の記事(香港で増える骨肉の争い)はこちら
明報加西版2014年10月31日の記事(鏞記甘健成兩子 另起爐灶登米芝蓮)はこちら
蘋果日報2014年11月3日の記事(香港燒鵝版王子復仇記)はこちら