骨彫

旅行記の続き。
広州購書中心(广州购书中心)の次は正佳広場に向かった。

2015年12月31日撮影。

正佳広場4階にある“HI百貨”は2012年10月にオープンした。
当時は香港のG.O.D.住好啲の売り場が一番広かったのだけれど
残念ながら広州人には受け入れられずなくなってしまった。
商品は随分変わったけれど、今もモダンアートや輸入雑貨などを販売している。


私のお気に入りの猫のオブジェは健在だった。


ふと横を見ると骨彫の自転車が展示されていた。139万元の値札が置いてあった。


説明(画像クリックで拡大)。
1970、80年代の中国の自転車を牛骨を使用して複製したもの。

この自転車はNHK『国際報道2015』12月14日の放送で紹介されていた。
番組によると広東省では骨彫や刺繍の伝統工芸が盛んだったけれど
生活様式の変化、贅沢禁止令、景気後退などのため売上げが減少している。

そのような状況のなか、技術を継承するために様々な取り組みが行われており
この自転車は骨彫のプロモーションのために製作されたものの1つ。
他に番組では携帯ケース、ド派手な龍の飾りを施したBMWなどが映っていた。


三角龍(トリケラトプス)の骨彫。値札は120万元。


こちら本帰国する際に記念にいただいた置物。
鎮海楼(広州博物館)中信広場五羊石像広州塔赤崗塔など広州名所が彫られている。

参考
2012年11月7日のブログ(G.O.D.住好啲)はこちら
2013年3月20日のブログ(開放式原創−生活設計展)はこちら
広州日報2014年12月23日の記事(骨雕绝技 有千个海外传人)はこちら
NHK国際報道2015 『経済減速に立ち向かえ 中国の伝統工芸』はこちら