広東語式の英語表記

広州は広東省の省都なのだから言葉は広東語が主流だと思っていた。
ところが実際には違っていた。

西関など旧市街を歩いていると広東語率が高いけれど
天河区では普通話率がかなり高い。

ところで広東語は中国の方言というより
広東語と普通話は別の言語だと言った方が良い。
イタリア語とフランス語位の違いがある。
(会話を聞いても内容を殆ど推測できない)

※広東語は粤语、Cantoneseと
 普通話は汉语、北京語(厳密には普通話とは違う)、Mandarinとも呼ばれる。

さて4月9日の南方都市報に面白い記事が載っていた。


広東語式の英語表記の勝利。

先日“天河路商圈”の英語表記を決めるネット投票があった。
候補はTinho Town、Tinho Road、Tianhe Town、Tianhe Roadの4つだったが
広東語式のTinho Townが選ばれた。
投票数は7876票で総投票数12757票中の61.7%だった。

私には意外な結果だった。
街であれだけ普通話が幅を利かせているのだから、
普通話が選ばれる又は接戦になるかと思った。

広東語は思ったよりも頑張っているらしい。