デング熱

日本で約70年ぶりに国内感染者が見つかったデング熱登革热dengue fever)。
9月3日現在の感染者は48人。

広東省も深刻な状況のようで、省衛生計生委办公室は2014年8月28日に
デング熱の予防管理強化に関する緊急通知を出している(こちら)。

これによると今年の広東省のデング熱の感染者数は697例、
昨年同期(275例)に比べ153.45%の増加(2.53倍)。
中でも広州市越秀区、南沙区、白雲区で多く発生している。

2014-09-05 追記
2014年9月4日24時時点で広東省の感染者数は1145例
(輸入感染27例、地元感染1118例)、重症患者は31例。
うち広州市が1021例で、ここ10年で最も多くなっている。(こちら)。

2014-09-12 追記
2014年9月9日時点で広東省の感染者数は1783例、重症患者は32例、死亡0例。
うち広州市1565例、佛山市121例、中山市44例、江门市36例(こちら)。

2014-09-16 追記
2014年9月11日時点で広東省の感染者数は2175例。
広州市では番禺区橋南街、蘿崗区永和街で多く発生している(こちら)。

2014-09-20 追記
2014年9月19日時点で広東省の感染者数は4800例。
広州市では重い持病がある高齢者2名が亡くなった(こちら)。

香港の今年の感染者数は2014年7月時点で46名(こちら)。

一方シンガポールの感染者数は9月3日時点での14,134名(こちら)。
昨年に引き続き感染者数が多くなっている(こちら)。

こちら広州に住んでいた時に撮った写真。

2013年2月5日撮影。


近所のマンションでは定期的(月2回)に殺虫剤を散布していた。

シンガポールの感染者数を見ると
熱帯、亜熱帯でデング熱を封じ込めるのは難しいのだと思う。

参考
在広州日本国総領事館のデング熱流行に関する注意喚起(2014年8月15日)はこちら
在シンガポール日本国大使館のデング熱流行に関する注意喚起(2014年6月)はこちら(pdf)。
シンガポール国家環境庁(NEA: National Environment Agency)のデング熱専用サイトはこちら

2014-09-06 追記
広州日報2014年9月6日の記事(广州已发现1021登革热病例)はこちら
南方都市報2014年9月6日の記事(全省登革热1145例)はこちら
新快報2014年9月6日の記事(蚊子凶猛!登革热高发期提前袭来)はこちら

2014-09-12 追記
広州日報2014年9月12日の記事(11月可能还会有登革热)はこちら

2014-09-16 追記
広州日報2014年9月16日の記事(2天再筯392登革热病例)はこちら
南方都市報2014年9月16日の記事(登革热疫情严峻 市八医院日查300人)はこちら

2014-09-19 追記
広州日報2014年9月19日の記事(10例登革热 1例是重症)はこちら
広州日報2014年9月19日の記事(中山累计报告−92例登革热 居全省第三)はこちら
南方都市報2014年9月19日の記事(今年登革热疫情“越秀是重灾区”)はこちら

2014-09-20 追記
広州日報2014年9月20の記事(广州出现两例登革热相关死亡病例)はこちら
南方都市報2014年9月20日の記事(广州两名高龄登革热患者死亡)はこちら

2014-09-25 追記
2014年9月23日のブログ(デング熱 その後)はこちら

2014-10-07 追記
2014年10月7日のブログ(デング熱の感染者数)はこちら

2014-11-09 追記
2014年11月8日のブログ(ボルバキアを使った新しいデング熱対策)はこちら