鳥インフルエンザ(H7N9)

H7N9型鳥インフルエンザウイルスの人への感染が報道されるようになって約3週間。
4月21日現在、感染者97名、死者18名。
感染者のほとんどは中国・華東地域で華南地域での感染者は報告されていない。
ヒト-ヒト感染は白黒はっきりせずグレーな状態だ。

最初の頃は広州の新聞でも鳥インフルエンザ関連のニュースが
一面の見出しになっていることが多かったけれど
最近は別のニュースのことが増えてきた。


2013年4月8日広州日報より。
早いタイミングで鳥インフルエンザ感染者の広東省の拠点病院を報道していた。

広州の街の様子はほとんど変わっていない。


日本だとドラッグストアに山積みになっていそうなマスクも
私の行動範囲内ではレジの横に少し置いてあるのを見かけただけ。

一日に数人マスクをしている人を見かけるけれど
鳥インフルエンザ騒動のために増えたのかどうかよくわからないレベル。


太古汇のスーパーOle'には感染防止法を書いたカードがあった。

2013年4月21日撮影。

街では鳥の焼き物が普通に売られている。

生きた鶏を売っている市場はどうなっているかと
昨日見に行ったら昨日も檻の中には生きた鶏が入っていた。


これは2012年6月2日撮影したもの。
昨日は10メートル位離れた場所から見ただけで、写真は撮らなかった。

しかし広州でも鶏肉の売れ行きは落ちているようで
数日前にイオンに行った時には
鶏肉売り場で大手養鶏農家から派遣されてきたと思われる男性が
“流感不可怕(インフルエンザは恐ろしくない)”という札をもって販促活動をしていた。

政治家、役人の方々も風評被害を防止するために頑張っている。


2013年4月19日南方都市報より。
湖南省畜牧水産局局長が鶏肉料理を食べている写真。


2013年4月20日南方都市報より。
広東省清遠市の市長も。

このインフルエンザ騒動で我が家の生活は特に変わっていない。
鶏肉も普通に食べている。

参考
在広州日本国総領事館のHPはこちら
在上海日本国総領事館のHPはこちら
香港特別行政区政府の衛生省のHPはこちら

以下のSARS発生時に北京で勤務されていた医師のブログ。
関西福祉大学の勝田吉彰先生の『新型インフルエンザ・ウォッチング日記』はこちら
神戸大学感染症内科の岩田健太郎先生の『楽園はこちら側』はこちら

2013-04-23 追記


2013年4月22日広州日報より。
広州副市長も。