香港電影金像奨で『十年』が最優秀作品賞に

香港電影金像奨で自主製作映画『十年』が最優秀作品賞を受賞した。

この映画については“ジャパナビりえ的香港TV道”さんがブログ(こちら)で丁重に解説している。

またNHK国際報道2016で
“香港で一国二制度の未来を描く映画が大ヒット!そこに描かれている近未来の香港の姿とは…”
というレポートが2016年4月6日(水) に放送される予定。

このニュースを今日の広州の新聞ではどう報道したかというと
広州日報(一番政府寄りの新聞)は『十年』を無視して小さい記事を載せ
新快報(生活・芸能情報が多めの新聞)は『十年』を無視して大きい記事を載せ
南方都市報(規制の中でギリギリの報道をしている新聞)は香港電影金像奨の記事を全く載せなかった。

広州日報2016年4月4日の記事(郭富城 春夏笑到最后)はこちら
新快報2016年4月4日の記事(郭富城终夺帝 春夏爆冷摘后)はこちら
新快報2016年4月4日の記事(第35届香港电影 金像奖红地毯1)はこちら
新快報2016年4月4日の記事(第35届香港电影 金像奖红地毯2)はこちら


新快報2016年4月4日の1面。

『十年』は日本では大阪アジアン映画祭で3月に2回上映されたが、チケットは発売後すぐに完売した。

『十年』の報道記事のリンク
日本経済新聞2016年2月19日の記事(大ヒットの香港映画「十年」、強まる中国支配を予言)はこちら
日本経済新聞2016年2月24日の記事(テンセント、香港映画賞授賞式のネット中継中止)はこちら
The Economist2016年3月11日の記事(中国にとって許しがたい映画が香港で大ヒット)はこちら
ロイター2016年3月18日の記事(暗黒の近未来を描く香港映画「十年」、中国国営メディアは酷評)はこちら
SankeiBiz2016年3月28日の記事(暗黒未来「香港がチベットに」 映画「十年」ヒット 中国メディアは酷評)はこちら

ジャパナビりえ的香港TV道2016年4月4日のブログ(香港金像奨2016の最佳電影!映画「十年」)はこちら
NHK2016年4月4日のニュース(香港映画の最優秀賞 10年後を描いた作品に)はこちら
RTHK香港電台2016年4月4日の記事(內地傳媒公布香港金像獎名單 未提《十年》奪最佳電影)はこちら
日本経済新聞2016年4月4日の記事(中国支配描く自主製作映画がグランプリ 「香港のアカデミー賞」)はこちら
時事通信2016年4月4日の記事(香港映画作品賞に「十年」=中国支配の近未来描き物議)はこちら
産経新聞2016年4月4日の記事(中国批判の映画に作品賞)はこちら
読売新聞2016年4月4日の記事(十年後の香港、中国の圧力強化?…映画が作品賞)はこちら
香港経済新聞2016年4月4日の記事(金像奨、最優秀作品賞に「十年/Ten Years」 香港の未来を描く)はこちら
朝日新聞2016年4月5日の記事(中国に統制された未来、最優秀作品賞に 香港の映画祭)はこちら

2017年3月9日追記
映画ナタリー2017年3月9日の記事(香港電影金像奨の最優秀作品「十年」が7月より日本公開)はこちら