Gmailと中国

私は臨時のアドレスとしてGmailを利用しているのだけれど
広州に住んでいた頃、Gmailは不安定な状態(接続に異常に時間がかかる等)だった。

今回の旅行中もGmailにアクセスできない状態だったが
「また中国のネット規制の影響だろう」と思い諦めていた。

が、帰国して普段使っているメール(ODN)を確認したら
Googleから「不正なログインがブロックされました」というメールが届いていた。

※Googleのトラブルシューティングの該当ページはこちらこちら


これはGoogleにログイン後に出てきたメッセージ。

旅行中はGoogleによるブロックだとは思いつかなかった。

ネットで“Google”、“不正なログインがブロックされました”で検索すると
私のように自分のログインをブロックされた人よりも
心当たりがないのに中国からログインされそうになった人が殆どだった。

こんなことがあった数日後に今度は本当に中国がネット規制を始めたようで
日本のメディアも一斉に報道した。

さて、ここ数日の広州の新聞を眺めていたら新快報にこんな記事が載っていた。


新快報2014年12月30日の記事(Gmail彻底失联了 )はこちら
※彻底:徹底的に、失联失去联系(連絡を失う)の略語
ホワイトカラーや留学申請中の学生に影響が出ているそうだ。

中国本土の新聞がこの件を載せるとは思わなかった。
新快報は報道記事の内容が問題になって社長が解任されたことがある。
こんな記事を載せて大丈夫なのだろうかと心配になる。

参考
ニューズウィーク日本2013年10月31日の記事(報道の裏事情)はこちら
日本経済新聞2013年10月31日の記事(広東省当局が責任者更迭要求 中国記者拘束問題 )はこちら
朝日新聞2013年11月1日の記事(中国紙社長、当局の要請で解任 記者拘束問題)はこちら