2009年豚インフルエンザ(H1N1)など

中国・華東地域のH7N9型鳥インフルエンザウイルスの人への感染例はその後も増え、
2013年4月5日18時現在、感染者14名、死者6名になった。


2013年4月5日南方都市報より。


2013年4月5日南方都市報より(画面クリックで拡大)。感染者のリスト。


2013年4月5日広州日報より。

今のところヒト-ヒト感染は確定していないけれど
ネット上では患者と接触した人が発熱し隔離されているとの情報もある。
2013-04-07 追記
隔離されていた人はH7N9型ではなかった。
4月7日現在、感染者18名、死者6名、ヒト-ヒト感染なし。


感染症 新たな闘いに向けて (別冊日経サイエンス 188)
昨年一時帰国した時に買ってきた本。現実味を帯びて来てしまった。

今後どうなるかは全くわからないけれど
何かの参考になるかと思い
2009年豚インフルエンザ(H1N1)について調べてみた。

2009年豚インフルエンザ(H1N1)発生初期の日本企業の対応
・メキシコ、米国、カナダからの帰国者は、10日間の自宅待機
・海外からの帰国者は、10日間の検温チェック
・海外出張の原則禁止
・感染国への出張、赴任延期
・メキシコでは政府の要請を受け、メキシコに工場を持つ企業が一時操業停止

2009年豚インフルエンザ(H1N1)の日本・中国への拡大
2009年2月下旬 メキシコでインフルエンザのような症状の病気が流行る。
2009年4月23日 メキシコ政府が新型インフルエンザの流行を緊急発表。
2009年4月27日 WHOが世界的流行の警戒水準をフェーズ3からフェーズ4に引き上げ。
2009年4月28日 メキシコ・米国・カナダから日本に到着した旅客機の機内検疫を開始。
2009年5月1日  香港で感染者(メキシコ人)が確認され、宿泊先のホテルが隔離。
2009年5月11日 中国本土(四川省)で初の感染者確認。
2009年5月16日 日本で初の感染者(神戸市内の男子高校生)確認。
2009年5月18日 厚労省が大阪府と兵庫県に全中学・高等学校の臨時休校を要請。
2009年5月28日 広州で中国国内初の2次(ヒト-ヒト)感染を確認。
2009年7月15日 山形県で初の感染確認。これにより、日本の全都道府県で感染を確認。

日本でのワクチン接種
2009年10月後半 医療従事者へのワクチン接種開始
2009年11月前半 妊娠・最優先の基本疾患を有する人へのワクチンの接種開始

収束
2010年3月31日 厚生労働省が新型インフルエンザの最初の流行が沈静化したとの見解を表明、
第一波の終息を宣言。
2010年8月10日 世界保健機関がフェーズ6からポスト・パンデミックへの引き下げを決定、
世界的な大流行の終結を宣言

参考
Wikipedia(日本における2009年新型インフルエンザ)はこちら
Wikipedia(2009年新型インフルエンザの世界的流行)はこちら