偽札

広州で100元札(約1250円、これが最高額の紙幣)を使うと店員は必ず偽札かどうか確認する。

毛沢東の肩の部分を指の腹で撫でて印刷による段差を確認したり、
透かしてみたり、
お札を弾いてみたり
それはそれは丁重だ。

こちらでは偽札が多いのでこれが当たり前。
どの位多いかというと、日本人の知人にも掴まされた人が複数いるレベル。

直接の知人ではない(知人の知人)が
銀行のATMから偽100元札が複数枚出てきたという気の毒な人もいる。
どうしたのかと聞けば泣き寝入りとか。

偽札は100元札だけではない。

先日、パン屋で若い女性の店員と女性客が言い争っていた。
どうも女性客が出した20元札が偽札だったらしい。
「私も(同じ階の)あっちの店でもらったのよ」といった類のことを店員に訴えていた。
その後どうなったんだろう。

知人に偽札を見せてもらう機会があった。
なんと10元札。
透かしのようなものもあるし、偽札防止用の金属の線のようなものもある。
こんなに精巧だとは思わなかった。
これをお釣りでもらっても私には判別できない。

私もいつか偽札をもらう日が来るのだろうか…
ATMで複数枚というのは勘弁してほしい。